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久しぶりに相棒のベェーモンの家へ向かった
「誰?」
振り向いた彼(彼女?)は、私の姿
を確認すると
キッと睨みつけてきたとおもうと
向き直ってしまった。
近づいて行くと、相棒は背を向けた
まま話しかけてきた。
「なんだよ、何しに来たんだよ
-何日もほっといてさ。どうせ僕
のこと忘れてたんだろ!」
ごめん、違うんだ。と謝罪と弁解の
言葉を伝える。
すると、彼は顔をこちらへむけた。
しかし、その表情は険しい。
「・・・違う?じゃあ、なんで来なかった。」
仕事のこと、私生活のことと、とにかく
いろいろ話した。今、思いかえせば
何かに理由を付けたかっただけだった
そのとき私は、仕事が忙しくて
相手が出来なかったということを
伝えるのに必死だった。
結局、彼には理解してもらえず
そんなの理由になるものかと怒鳴
られた。
それから怒りに顔を真っ赤にして睨まれた。
私は、落ち着かせるように彼の頭を撫で
ただ言葉で謝ることしかできなかった。
彼は俯いてしまったが
私の手を払うことはせず、
大人しく撫でられていた。
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