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暗闇。
しばらく沈黙が続いたが、やがて早苗が口を開く。
「魔理沙さん、起きてますか?」
「ああ」
「そういえばですけど、魔理沙さん私に奇跡を起こしてもらいたい、って言ってましたよね?」
「そうだな」
「一体、どんな奇跡を?」
「大したことはねーぜ。大したことない奇跡ってのもおかしな話しだけどな」
早苗が黙っていると、魔理沙は続けた。
「まあ、なんだ、その、私はお前ともっと……」
ドキリ、と早苗の胸が脈打った。
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