七月十八日

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「――――――ッ!?💦」 「な な 何でアンタがこんな所にいんのよっ!!」 御坂美琴の後ろに現れたのは例のツンツン頭だった 「いちゃいけないのかよ」 ツンツン頭の突然の出現に桐生も御坂も驚きを隠せない 桐生は固まったままツンツン頭から視線を外せないままその場に留まり 御坂は(ちょっと恥ずかしいセンスの)服を姿見で合わせてた所を見られたせいか顔を赤くしてかなり焦った様子だ ふいにツンツン頭の後ろ側から声がする 「おにーちゃーん このおようふく…あ トキワダイのおねーちゃんだ」 「昨日のカバンの子…お兄ちゃんって…アンタ妹いたの?」 「ちがう オレはこの子が洋服店探してるって言うから案内しただけだ」 「あのね オシャレなひとはここにくるってテレビでいってたの わたしもオシャレするんだもん!」 「そうなんだ」 御坂と女の子が会話を始める 桐生はまだ動けないまま様子を見ている 「まあ それはさておき」 御坂はツンツン頭に視線を戻し臨戦態勢にはいる 「昨日の決着を今ここで…」 「オマエの頭ん中はそれしかないのか、だいたいこんな子供の前で始めるつもりかよ」 「う゛っ」 ツンツン頭はあきれ気味に言う 「文句があるならすぐに視界からきえてやるから」 ツンツン頭は女の子に「入り口ん所にいるからな」と告げその場をあとにする 女の子は御坂に「なかよくしなきゃダメだよ?」と注意している 「どうしたんですか?」 「…別に」 騒ぎに気づいてか水玉の子と佐天が御坂のもとにやってきた 女の子は水玉の子に気づくと顔見知りだったのか「フーキイインのおねーちゃん」と言いながら抱きつく 御坂はなんだが反省したようすで2人に声をかけたあとその場を離れた
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