七月十八日

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すぐに足で蹴り飛ばそうとしたがすぐにそこから横飛びしてその場に伏せる ドゴン!!!!!!!! 桐生がヤバいと言ったのは"メガネの学生に対してではない" 桐生が伏せると同時にそのすぐ近くを轟音をたてレーザーのような光が一閃した 「て…テメェ!!スプーン一つ消し飛ばす為に俺ごと殺る気かよ!!!」 「と 常盤台の『超電磁砲(レールガン)』」 御坂はメガネの学生の手を掴み関節をキメて地面にねじ伏せる 「暴れてもいいけど今の私に手加減できる保障はないわよ」 「…なぁ、もしかして今の俺対しても仰ってやがりますか?」 御坂は桐生の方を一瞥しただけで何も答えない 無言ということは頷くのと同義であった 「ひどくね!!??」 「ハッ!今度は常盤台のエース様か」 「あ?」 「いつもこうだ 何をやっても僕は地面に…ねじ伏せられる……殺してやるッ お前らみたいなのが悪いんだよ」 メガネの学生が今度は桐生のほうをみる 「風紀委員だってッ…力のあるヤツなんてのはみんなそうなんだろうが!!」 桐生は起きあがり、パンパンと制服をはたく 顔をあげると超電磁砲がメガネの学生の手を離していた 「おまっ、何離してんだ ちゃんとつかまえとか…うぉぁ!?」
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