秘められた力

7/15
前へ
/370ページ
次へ
『早く出やがれ!』 「誰からだよ!?」 『テメーのジジィからだよ!』 「チッ」 渋々、携帯電話に出た。 「晋也おはよう。大学は、どうじゃ?」 「・・・・・普通。」 「そうか、そうか。 明日、晋司と奈津美さんの命日じゃから、明日帰ってこいよ。」 「・・・・・わかったよ。」 「あれから、1年も経つな。早いもんじゃな~。」 「・・・・・もう切るよ?」 「明日、必ず来るんじゃよ!」 俺は、無言で電話を切った。
/370ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加