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『早く出やがれ!』
「誰からだよ!?」
『テメーのジジィからだよ!』
「チッ」
渋々、携帯電話に出た。
「晋也おはよう。大学は、どうじゃ?」
「・・・・・普通。」
「そうか、そうか。
明日、晋司と奈津美さんの命日じゃから、明日帰ってこいよ。」
「・・・・・わかったよ。」
「あれから、1年も経つな。早いもんじゃな~。」
「・・・・・もう切るよ?」
「明日、必ず来るんじゃよ!」
俺は、無言で電話を切った。
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