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1年前両親は、原因不明の事故で亡くなって、今は、じいさんの仕送り等で生活を賄っている。
『おい!何か言いたかったんじゃね~のか?』
「だまれ!!」
俺は、携帯電話の電池パックを乱暴に抜き、通い慣れた道をひたすら歩き、大学へ向かった。
「晋也!おはよう。」
手を振り微笑みを向ける。
「おうっ!」
俺は手を挙げ、軽くあしらう。
こいつは、坂田 遼
俺と同じ学科を専攻している。
「最近、機嫌いいな。」
浮かれる遼を横目に言う。
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