秘められた力

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「へへ~♪わかる~?」 鼻を伸ばしデレデレした眼差しを俺に向ける。 「僕に、恋人ができました~!」 まさに、歓天喜地の大騒ぎだ。 呆気にとられる俺の顔を 舐めるように見る。 「気持ちわり~。俺、そっちの趣味はない。」 俺は、その場から逃げるように立ち去ろうとする。 「おっおい!待てよぉ~。 違うって、勘違いするなよ!」 遼は、猛進に追いかけてくる。 「何だよ!」 ちょっと可哀想だったので 聞いてやることにした。
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