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宿題を放棄していた私達は
「白くまかわええ」
「ちょ、うす黒いんだけど」
それなりにテレビを楽しんでいた
番組も終盤にさしかかり
「あー占いだ～」
奈津美のテンションがあがった
ほんと好きだね、私はいいことしか信じないけど
おひつじ座から順に発表するタイプの星座占いなので、悠香が食い付くようにみている
『おうし座のたな…あなたは今日思いがけないことがおきそうな予感。あせらず対処してねラッキーアイテムは本。双子座の…』
「おうし座のたなかって誰？」
「知らん」
おうし座の悠香がくだらないことを言ったので軽く流した
つか、噛んだだけじゃん
『おとめ座の…あ……の……ザ、ｻﾞｻﾞ…』
すると、いきなりテレビが砂嵐になった
「ねえ、映んなくなっちゃったよ」
「叩け」
ここ電波悪いから、と心配そうな奈津美につげる。
叩くなんて裏技開発したのだれなんだろうとおもいながら
「じゃーいくよっ…あれついた。はやくしないとうお座が…」
奈津美が叩こうとすると
テレビは砂嵐からぬけだした
しかし、そこに映っていたのは、占いを読んでいたアナウンサーではなく
黒い布をかぶった四人組だった
『あーあー地球人に告ぐ』
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