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「どうしたんですか?大きな声を出して」
「こいつのクラスを確かめにきたんだが…」
「あぁ、なるほど
その子の名前は?」
「あぁ、こいつの名前は……」
「オレガノさぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」
「「!!!!!??」」
二人が会話しているにも関わらず、私はオレガノという女の人に抱きついた
だって、オレガノさんは…
「おい!なにやってんだお前は」
「邪魔をしないでくださいリボーン先生!
私は今、感動の再開に浸っているのです!!」
「はぁ!?」
「え………え?」
「オレガノさん!私です!!
昔あなたの家の隣に住んでいた中野です!!」
「…………莉乃ちゃん?」
そう、お友達なのだ
まぁ私からすればオレガノさんはお姉ちゃんみたいな存在だったんだけどね
昔、親の都合で引っ越したときに一番に挨拶にいった家
それがオレガノさんの家だった
引っ越してまだ学校にも馴染めず、友達ができなかった私に毎日のようにオレガノさんは話しかけてくれた
それが嬉しくて私は毎日のように遊びに行ったりしてオレガノさんとなかよくなっていったんだ
まぁ、それから何年か経ってオレガノさんは引っ越しちゃったんだけど…
まさかここの学校の職員だとは思わなかったよ
「わぁ!久しぶりね莉乃ちゃん!!
志紀さんと夕美さんは元気?」
「相変わらず元気すぎてます!!」
「そう、それはよかった
莉乃ちゃんも元気そうでよかったわ」
「はい!!!」
久しぶりの再開に私は喜びを隠さず心の底から笑顔で話す
それを見てオレガノさんも優しい笑みで話しかけてくれた
あ、志紀と夕美は私のお母さんの名前ね
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