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「なに言ってんだお前
あれか、恋しちゃいました的な
でもお前あれだから
恋の相手学校だから」
「…………………」
「……?おい、聞いてんのか」
「……どっしぇぇぇ!!!!!!」
「うるさい黙れ」
「すみません」
いきなり話しかけてきたのは
スーツにハットをかぶった
揉み上げが特徴的な大人
この学校の先生だろうか
「……っていうか
聞かれてた!!!!!!!??」
「一部始終」
「穴があったら入りたい」
「つくってやろうか
墓石と共に」
「わおっ鬼畜」
はっはっはー
この人冗談がうまいなー
うん、本当に穴を掘る場所を
探してるのは気にしない
なぜだろうなー
初対面なはずなのに
失礼じゃない?失礼だよね
「…あの、どちら様ですか?」
「あ?」
「ごめんなさい」
なんだろう、この人…
すごく怖い。いや恐い。
この人の前では
全然頭があがらない
「名乗る時はまず
自分から名乗るもんだろ」
「あ、すみません…
中野莉乃です」
「そうか、中野……」
「『まりの』です、『まりの』」
「………莉乃」
「はいっ」
「………まぁいい、中野
俺の名前はリボーンだ」
あれ、もしかして
莉乃っていうのめんどくさくて
わざと中野って言いやがったな
そのことについて
いろいろ考えていたら
リボーンと名乗った彼は
私をジッとガン見をしてきた
誰か助けて
変な人だけどリボーンさん
すっごいイケメンだから
イケメンに見つめられる…
いやガン見されるの
全然慣れてないから
そういう経験ないから!
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