Q.転入初日の心配 A.友達ができるのか

5/8
前へ
/15ページ
次へ
「な、なんですか…」 「……いいや、なにも」 「…………」 なにもないわけ、ないだろ!!!! ニヤニヤしながら返答するリボーンさんに 説得力なんてものは存在しなかった 「……ん、もうこんな時間か」 「?」 「中野、行くぞ」 「え、ちょ、ちょ!!」 「………なんだ」 「いや、あきらかに イラッとした顔で見ないで 傷つくから、傷つきやすいの」 いきなり腕を引っ張られ ひきずられるように門に入っていく 待ってください 話の流れを理解できてないの 「……で、なんなんだ」 「えっと…リボーンさんは この学校の先生ですか?」 「…話の流れからしてそうだろ」 「ごめんなさいねー! 流れを理解してなかったんですー!」 「………」 「ちょ、黙らないでくださいよ 自分なんか痛い子じゃないですか」 子供っぽい言い方をしたら リボーンさんは黙ってしまった なるほど、これが大人の対応か 「まぁいい、とりあえず 俺はこの学校の先生だ 俺のことはリボーン先生と呼べ」 「……え」 「いいな?」 「わかりました」 え、やっぱりさ 先生にあだ名とかつけたいじゃん? なにこれ、もうリボーン先生に あだ名はつけちゃいけないってこと? ただの口約束みたいな感じなのに 契約書書かされた気分だよ 結果、 リボーン先生の威圧感ハンパない 「よし、ならついてこい 今日から中野、お前は… ボンゴレ学園の生徒だ!」 「………………はい。」 「テンション低いな なに、そんなに嫌なわけ?」  
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加