第零章 崩壊・生き残り

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西暦2358年. この世は、壊滅状態に陥っていた。 殆どの木々は枯れ果て、建物も略全て崩れ落ちてしまっている。 今よりずっと昔、人々は平等に生き科学も著しく発展していた。 その科学の発展により、国々で違いはあったものの皆、幸せな人生を送っていた。 それが壊れたのは、2040年のことだ。 著しい科学の発展と共に進んだ地球温暖化の影響で発生した強力な台風が幾つもの国の人々を襲い、増大な被害を生んだ。 それと同時に、世界各地で大地震が多発…… 二つの自然災害が重なったことにより、膨大〈ボウダイ〉な人的被害があった。 そのうえ大地震の影響により発生した『ファイャー トルネイド』という火柱までもが人々を襲ったのだ。 ファイャー トルネイドは草木や建物は無論、家畜や人々までも次々と焼き尽くし、灰へと変えていった。 失敗が偶然を呼び、世界の生物は絶滅の道を辿っていったのだ。 そんな中でも、唯一生き残れた生物たちは静かに生き抜き坦々と数を増やしていった―――――。 ∞第零章 END∞
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