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私には私の時間を与えられたので
私は「死のう」と言わないのです
いずれ私の砂は落ちきるだろう
それが10年後でも
たとえ100年後でも
むしろ1000年後だろうと
まあ、明日でも構わないだけ
砂時計を叩き割る人の気持ちは
きっと私には解らないのです
ただ1年
いや1日
そう1秒ほど
まあ、憎んでくれればと思う
私の偽善にどうやら君は
スロウリィ 殺されるのだ
私は偽善を使いこなすために
スロウリィ
スロウリィ
砂を落とし続ける
私の知らない
砂の残りを
絶望の音を
偽善の色を
自嘲の味を
自責の熱を
君の歌を聴きたい
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