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大好きだった。
ただただ、いとおしくて、純粋に愛していた。
永遠でありたかった。
でも、あなたは愛してはくれなかった。
1%…
1%の愛が欲しかった。
私は、
彼の気持ちが0ならば
「それなら私が200%彼を愛すればいい」
そう思った。
いつか彼が私を少しずつ好きになってくれることを信じて。
でも長き年月が経つも1%どころかマイナスになっていった。
200%を越えるは、虚しく、はかない。
それでも一生懸命彼を愛した。
必ず、
いつか必ず彼が100%、
私が100%になることを。
信じ続けようと。
祈りの様にもなっていった。
ずっと一緒にいたかったから。
愛は、時に自分の命さえも惜しまない。
例え、寿命が短くなっても
彼のマイナスの心を必死に追いかけて、追いかけて。
そして気付く。
100+100=200
でないと、
心が折れてしまうこと。
彼に抱かれる度に、
淋しさと、罪悪感で胸が痛む。
彼には1%…も
愛がないから。
申し訳ない気持ちで
涙が止まらなくなる。
彼のくったくのない寝顔をいつまでも、
いつまでも見ていたくて、
時が止まればと祈るだけだった。
彼と一緒にいたい。
だから
「強くならなくちゃ」
そう自分に言いきかせる。
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