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そんな目とは裏腹に、満面の笑みを浮かべながら、罪人達に語りかけた。
「罪人の諸君。地獄へようこそ」
いよいよ地獄へ突入する。
春江はそう実感した。
「私の名は、ダニー・クルトン。三等検察官である」
そう自分の名を明かすと、ダニーの右側に大きな赤い火柱が立った。
その火柱には記号のような文字のようなものが刻まれていた。
この文字は検察官という役職名とダニーの名前のようである。
この火柱は名刺代わりであり、身分を偽りなく示すために用いられるもので、天使が出向いて職務を全うする際には必ず提示されるものである。
自己紹介後、ダニーは続けて話し始めた。
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