プロローグ

5/10
前へ
/1646ページ
次へ
「…………」 「だとしたら、どうして、自らの正義を振りかざし、主張する必要があるのかね」 「…………」 「汝は、私が下すであろう処分を、眉一つ動かさずに受け入れる覚悟はあるのか?」 「……あります」 ベリーはラファエルの言うことがもっともだと思わされたと同時に、異様な迫力に圧され、口をつぐんでしまった。 「ベリー・コロン、汝の覚悟に敬意を払い、あと数分、私との会談を延長する権利を与えよう」 「拒否します。早く私に処分を」
/1646ページ

最初のコメントを投稿しよう!

374人が本棚に入れています
本棚に追加