プロローグ

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「そんな……」 「図らずも、汝も彼女に魅せられ、この計画に首を突っ込んだ。その心意気に免じて、想像を絶する苦難の道であるが、彼女に寄り添い歩いていけるように計らってやろう。それとも拒否するか?」 ベリーに迷いはなかった。 むしろこれこそが自らの歩く道だと確信した。 「……いいえ、異論ありません」 ラファエルは、ベリーの意志を確認すると、にっこりと微笑んで、机の中からワンドを取りだした。 「よろしい。では、ベリー・コロン。汝の処分を言い渡す。二等転生管理官、元自殺対策課参事、龍神、ベリー・コロン。汝を懲戒免職に処す。併せて、地獄行きを命ずる」
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