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俺は元居た位置に座り、当然結衣も隣に座るわけなんだけど、
「なんで西園寺までここに座るんだよ。狭いんだけど」
そして胸が当たってて気持ちいいんですけどありがとうございますご褒美タイムですねそうですね。
「二人掛け用のソファーなのだから、3人で座れば狭くなるのは当たり前じゃない」
「それはそうなんだけど、だったらあっちのソファーに座ればいいだろ? 男の俺が座ってるこっちより、あや姉とるみかちゃんの女子2人の方が幅がなくていくらかマシだと思うんだけど」
「嫌よ。無理言わないで頂戴。それとも藤森くんは私に死ねと言っているのかしら?」
「なんでるみかちゃんの隣に座ることが死ねと同義語になってるんだよ!?」
「それは触れ合うなら死んだ方がマシだからよ」
「俺ならいいのかよ?」
「それは……っ!?」
俺が何気なく訊いた一言に、西園寺は驚いたあと少々頬を赤くしながら俺を睨んできた。
「くッ……意外と鬼畜なのね藤森くんは」
「なぜにそうなる!?」
はぁ~……なんか今日は嫌な予感がびんびんにするなー。
俺は内心で深いため息を吐いた。
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