ゲームのお時間です

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「私は言ったことを失敗したことがないの。あなたならどういう意味か解るわよね?」 「たぶんこれに関しては誰でもわかると思いますけど……。前も言いましたけど俺はまだ死にたくないんです。だから璃緒先輩とは付き合えません」 「今はそれでもいいわ。けど覚えておきなさい、坊やはお姉さんの物よ」  パチンとウインクをしてきた璃緒先輩。  その姿もやはり超絶美少女で、死がかかってなければすぐにOKするのになぁ。  そんな璃緒先輩の姿よりも、俺は1つ気になる点があった。 「どうしてみんな呆けてるんだ?」  西園寺まで口を半開きにしているなんて初めてのことだ。 「どうやら私の発言に驚いているようね。――ほら、あやめー、しっかりしなさい」  おお、あや姉がほっぺ引っ張られてるところなんて初めて見たな。  あや姉と璃緒先輩は俺が思っていた以上に仲が良いんだな。 「いひゃいいひゃい、痛いよー璃緒ちゃん」 「あやめがボォーとしてるからよ」  あや姉の復活を機に他のメンバーも我にかえる。  俺は璃緒先輩の恋人発言を追及される前に話を進めることにした。 「ほらほら、早く座りなよ。結衣と凛はこっちにおいで。あや姉も。璃緒先輩はそこに座ってくださいね」  俺の指示でソファーに座っていた結衣と凛が俺の両隣りに移動し、あや姉は凛の隣。つまりひまりと西園寺が座っているソファーの対面側だ。そして璃緒先輩がるみかちゃんの隣のスペースに座る。  つまり左右反転したL字型のソファーの並びに、ひまりと西園寺、璃緒先輩とるみかちゃんが座っている。ひまりたちと向き合う様にあや姉が座り、璃緒先輩たちと向き合う様に俺と結衣と凛が座っているわけだ。もっといえば、俺から時計回りで凛・あや姉・璃緒先輩・るみかちゃん・ひまり・西園寺・結衣の順番だ。  テーブルを囲む形で座ることになったから、これではテレビゲームは難しいな。となると……。 「ボードゲームをしよう!」
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