ゲームのお時間です

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「でもなんでそんな台詞が1位なの? 言うだけなら簡単そうだけど」 「るみかちゃん、その時のシーンを思い出してみてくれ」 「え? うーん……!?」 「どうやらわかってくれたようだな」 「う、うん……っ。確かにこれは難しいね」 「そうだろうそうだろう」  だって胸を揉んでる最中の台詞だからな。 「お兄ちゃん! 結衣さんよくわからないけど、お兄ちゃんのためなら何でもするよ?」 「え!? ――い、いいんですか?」 「うん、任せてよ!」  どんと胸を叩く結衣。そして揺れる胸。  俺はその弾んだ胸を至近距離で見てしまったことで、より一層それを強く意識してしまった。  やばいっ、顔が緩み切って力が入らん。 「ちょっと、そのわなわなしてる手で何する気なのかわからないけど止めときなさいよね」 「り、凛!?」 「顔がとんでもなく気持ち悪いことになってるわよ」 「なっ!?」 俺は自身の両手がすでに揉みしだくような手付きで動いていたことに気付くと同時に驚いていた。 まさかここまで理性を抑えられていなかったとは。 こんな美人揃いの場所で俺としたことが……。 「なんで顔を押さえて後悔してるのかわからないけど、奏の醜態なんて見飽きてるから今更なんとも思わないわよ?」 「本当か!? 本当に俺大丈夫か!?」 「ええ、もとから今以上に好感度の下がりようがないんだから大丈夫よ」 グッと親指を出す凛。 「それ全然よくないよね!?」
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