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「本当にキレイ。頼んだら貰えるかな?」
今度機会があったら頼んでみようと思いつつ、もとあった場所に戻す。
「うわー。この本、何て書いてあるんだろ。全く読めないし」
机の上で揺れるビー玉。
彼女が僅かに目を離した隙に、安定しないビー玉は意思を持ったように転がり、零れるように床へ落ちていく。
「やばっ」
不穏な物音に気付いた彼女は、慌てて手を伸ばすが間に合わず、奮闘むなしくガラス玉は床へと触れた。
落ちた衝撃で砕けるビー玉。
割れたビー玉からは、粒のようなビー玉が四方八方飛び散りまくる。
その数は50億を越える。
「玉の中から玉!? てか、多!!」
とりあえず一粒ずつ拾ってみるが数が数だけに拾いきれない。
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