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今日は生憎の曇り空
コンビニにバイクを止め
油断すると足が埋まりそうな
真っ白なフカフカの砂浜を歩いて
波打ち際ギリギリに腰を下ろし
暫く海を眺めていた
…いつもの海
だけど
この海はもう二度と、見ることはない。
裸足になって
波のまあるい境目に立つと
足の裏の砂が削れて
波と一緒に海に吸い寄せられていくような
不思議なこの感覚が好き
ふと、思った
愛するひとに…
後、何回
「愛してる」って言えるだろう
愛するひとを…
後、何回
抱き締める事が出来るだろう
当たり前に
時は流れていくけれど
当たり前なんて、きっと無い。
同じ、朝は、無い。
少し照れるけれど
うまく言えないけど…
愛する人を
大切に思うこの気持ちを
こころをちゃんと、伝えよう。
母に電話してみた
「…もしもし、お母さん?」
「なんやぁ?元気か?」
「…うん、元気やで」
「風邪ひいてへんかぁ?」
「…うん、大丈夫」
「そうか、ほな良かった
朝方はまだ寒いから気いつけやぁ」
「…うん、お母さんも」
「ほんじゃ、またなぁ」
……母のがウワテだ(笑)
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