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シオンは、満足そうな顔をしていた。
「上出来」
「当たり前だろ?」
「すげぇ
自信」
シオンは、目を細めた。
「ふふっ...」
シオンの顔が面白くて笑ってしまった。
シオンは、目を見開いていた。
「なんだよ...?」
「イヤ...
ユリアお前は、絶対笑った方がかわいい」
一瞬シオンとシェルが重なった。
私は、何も言わず
羽根がない自分を想像した。
そうすると背中が一瞬光り羽根は、消えた。
「昼の間は、動けないみたいだから寝るわ
おやすみ」
シェルと重なったシオンを見る事は、出来なかった。
私の今だに癒えぬ傷
消したいけど、消えることのない記憶
「なんだよ...」
シオンの声色は、暗かった。
私は、そんな事を気にせず眠りに落ちた。
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