2章

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シオンは、満足そうな顔をしていた。 「上出来」 「当たり前だろ?」 「すげぇ 自信」 シオンは、目を細めた。 「ふふっ...」 シオンの顔が面白くて笑ってしまった。 シオンは、目を見開いていた。 「なんだよ...?」 「イヤ... ユリアお前は、絶対笑った方がかわいい」 一瞬シオンとシェルが重なった。 私は、何も言わず 羽根がない自分を想像した。 そうすると背中が一瞬光り羽根は、消えた。 「昼の間は、動けないみたいだから寝るわ おやすみ」 シェルと重なったシオンを見る事は、出来なかった。 私の今だに癒えぬ傷 消したいけど、消えることのない記憶 「なんだよ...」 シオンの声色は、暗かった。 私は、そんな事を気にせず眠りに落ちた。
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