3章

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俺は、ユリアが寝た後に 通信用の水晶玉を取り出した。 「水晶に力を宿し ミラン様と通信をせよ」 水晶玉は、白い光を宿した。 水晶玉にミランが映った。 「シオン ユリアの様子は、どう?」 「ミラン様 思ってた 以上にユリアは、闇属を持っています。」 「そう...。」 「この子は、何者なんですか?」 俺は、ユリアを見た。 「ユリアは、もしかしたら天使と悪魔の間の子供かもしれないの...」 「悪魔と天使の子!? だとしたら、アミュに狙われるんじゃないんですか!?」 「そうなのよ... だから天使の中でも神に選ばれた。 貴方にユリアを託したのよ... ユリアを守ってあげて ユリアは、すぐ闇に心を奪われてしまうみたいなの だからお願い...」 「わかりました。」 「ありがとう」 「いえ。 では、また何かあればお伝えします。」 「えぇ。 シオンとユリアに神の御加護があります様に」 と言うと、ミランは、回線を切った。 水晶玉は、色を無くし 本来の透明な水晶玉に戻った。 「ユリアが悪魔と天使の子供」 俺は、眠っている。 ユリアに近づいた。 ユリアは、規則正しく 寝息を立て眠っていた。 「さっきの辛そうな顔 なんだよ... こっちまで辛くなるじゃねぇかよ...」 今日初めてユリアに会ったはずのに、なんかぜかわからないが初めて会った気がしない... もしかしたら俺が生きていた時にあったことがあるのかもしれない…。 俺は、生きていた時の記憶を失っているからわからないが…。 俺は、急に外に出たくなって 扉を開けた。 小屋の近くには、海がある それ以外は、何もない辺ぴな場所 俺とユリアとミラン様にしか見つける事が出来ない天使の領域だ。
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