21人が本棚に入れています
本棚に追加
「…ち…ひ…」
「分かったよ…。」
突然離れた智紘…。
そして…
智紘は呟いてきた…。
「ゴメン。やり過ぎたし、気持ち悪かったろ。もう、二度と近寄らないほうが良い…。」
「…そんなことねぇよ…。」
「…秋斗?」
「…時間をくれ。」
「……えッ?」
「お前を好きになる時間をくれって言ってるんだ。」
「それ…って…」
「お前を嫌いになんかなんねぇよ…バーカ。」
「なっ…」
「全く…ほらネクタイ返せよ。帰るぞ。」
「…あっ…うん。」
あれから2人で帰って…
今に至る。
「うわわ…」
予想通り、
肩にアイツが付けたキスマークがある。
あん時に覚悟はしていたが…
まさかホントに付いちまうとは思っていなかった。
「しっかり洗ってテーピングで隠せば大丈夫かな。」
俺はそう思いつつ、浴室へ向かいシャワーを浴びた。
シャワーから出た後に、メールの着信音が流れていた。
メールの相手は……
「ち、智紘ッ!?」
一瞬ドキッて来た…
心臓の音がバクバク聞こえる…
なんでだ…………
手が震える……
やっぱり……
今日の………事……
いやいや…
きっと違うッ!!!
明日の授業の……
事……………
だろ………
最初のコメントを投稿しよう!