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「…ち…ひ…」 「分かったよ…。」 突然離れた智紘…。 そして… 智紘は呟いてきた…。 「ゴメン。やり過ぎたし、気持ち悪かったろ。もう、二度と近寄らないほうが良い…。」 「…そんなことねぇよ…。」 「…秋斗?」 「…時間をくれ。」 「……えッ?」 「お前を好きになる時間をくれって言ってるんだ。」 「それ…って…」 「お前を嫌いになんかなんねぇよ…バーカ。」 「なっ…」 「全く…ほらネクタイ返せよ。帰るぞ。」 「…あっ…うん。」 あれから2人で帰って… 今に至る。 「うわわ…」 予想通り、 肩にアイツが付けたキスマークがある。 あん時に覚悟はしていたが… まさかホントに付いちまうとは思っていなかった。 「しっかり洗ってテーピングで隠せば大丈夫かな。」 俺はそう思いつつ、浴室へ向かいシャワーを浴びた。 シャワーから出た後に、メールの着信音が流れていた。 メールの相手は…… 「ち、智紘ッ!?」 一瞬ドキッて来た… 心臓の音がバクバク聞こえる… なんでだ………… 手が震える…… やっぱり…… 今日の………事…… いやいや… きっと違うッ!!! 明日の授業の…… 事…………… だろ………
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