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「お前、また断ったんだろ。」
「また予想してた??」
「当たり前だ。少しは泣かせないくらいの断り方はないのか?かなり泣いてたぞ。」
「はは…なんでもお見通しみたいだな…」
「なぁ…………」
「ん?何??」
俺は………今まで気にしていた禁句用語を言うことにした…。
「お前、何で女子の告白断ってんだ??俺、昔からずっと見てきたけど…女の子とか好きじゃないのか?」
「知りたい?」
今、かなりの間があった。
今まで聞いたことない…
智紘の低い声………
“知りたい”という台詞。
かなり気になる…。
「あぁ…知りたいよ。」
モテない男子の俺には気になる話だしな………。
「んじゃ……場所………変えよっか…。」
えッ…??
「うん………。」
「ほら、もう学校の門限があるから他の場所でゆっくり話そ!ねっ?」
「あ、あぁ…」
そして俺達は学校を後にした。
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