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それから九時前に廊下へ整列し、1‐A、1‐B、1‐C、1‐Dと言う順番で体育館へ入場した
今年は、昨年より生徒数が少なくなったため、4クラスだけだった
校長先生の話が非常に長く、周りの皆も半分眠りに落ちて行きそうなところで丁度終わった
叶夢は眠い目を擦りながら次の話に集中する
「では、新入生がお世話になる教師の紹介です」
一人一人、紹介されて行くのを叶夢はボーっと眺めていた
非常に若い先生が多いこの学校は、他の県の高校にも有名な名門校である
せいぜい若くないと言っても50代前半の教師ぐらいだ
気がつくと知らない間に式は終わっていて、1‐Dが退場していた
それに続きぞろぞろと退場して行く
教室に着くと、先生の話を聞き、下校
帰りは勿論、依莉と一緒…のはずだった
「佐倉、ちょっと良いか?」
担任の先生に呼び出しを食らったのだ
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