An encounter~出逢い(侠吾Ver.)~

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    会場準備を終わらせ、九時に入学式が始まった 二年、三年のクラスはA~Fの五クラスあるようだが、今年の入学者は去年より数十人減ったため、A~Dの四クラスとなったらしい     こう言う行事の時の、校長の話は大抵長い そして聞いてるうちに、段々と眠たくなって来る ウトウトしていると尚斗に起こされた     「次、教員紹介だから起きてろよ」     周りに目立たないようにボソッと小声で耳打ちしてくれた尚斗に、侠吾は「ありがとう」と、礼をした   入学式も終わり、新入生は退場していった 在校生や来賓の方々も退場していき、これから会場の片付けだ 会場の片付けは在校生がほとんどやってくれたので、時間はそんなにかからなかった     新入生が帰宅した後にすぐ在校生も帰宅した 侠吾は最後に体育館を点検し、職員室に戻ろうと階段を上ると、重そうな荷物を運んでいる女の子を発見     「大丈夫?」    
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