詩集 ～泣き虫なキミのために～

こんな暗い海の底で

呼吸の仕方なんて
忘れてしまった。

もはや此処は海の底なのだから
そんなものは必要ないのだけれど。

思っていたよりも
簡単だったよ

全て抱きしめたまま沈むのは
呆気ないものだった。

貴方がいない世界
なんて漆黒の空
僕はどうして生きるのだろう

貴方がいない世界
なんて残酷で優しい
僕はどうして生きてるのだろう

こんな暗い海の底で…

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