自作詞

red moon

-A-
「だってもう食べ飽きたのよ？
たまに種もあるし 面倒くさい」
なんてそう 呟く君は
それでも俺の事を 見つめていた

-B-
砂糖味？辛子味？蜜柑味？林檎味？
俺の味、どんな味？幸せ味？涙味？

-サビ-
紅い月が 空に実る前に
少女は果実の肌に その歯を埋(うず)め
ほんのり 赤い 果汁を舌で舐めて
「悪くは無い味ね」 そう笑っていた

-B-
胡椒味？塩味？葡萄味？檸檬味？
俺の味、何の味？未来味？過去の味？

-サビ-
紅い月が 夜に咲く前に
少女は果実の肌に その唇つけて
ほんのり 赤い 果汁を舌で舐めて
「まぁまぁ良い味ね」 そう笑っていた

-A-
「私はただ食べ比べるだけ
それが仕事なのよ 面倒くさい」
なんてそう 呟く君は
それでも俺の方を 見つめていた