■倉本真中

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今となればそれも昔話し。あな当時の真中は酷く落ち込み、いつもノイローゼ気味だった。 それでも私が声を掛け続け、やっと元気を取り戻したのだ。現在、真中は私の家の隣の家で、叔父さんから離れて一人で暮らしている。 隣近所って事もあって、いつも真中と登校する事も多いのだが....。 「まさか真中に出くわすとは思ってもみなかった」 「いやー俺も!何ていうかもう腐れ縁だな!あははは。」 からからと笑う真中の表情につられて私も笑う。結局、スリチキを食べ終えた後、三人で登校する事になった。
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