一、『あくま咲く!!』
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「あやめー、なんか食べさせてー」 休日のお昼、花島家長女、さつきが眠気を殺しきれないままに、妹に求めた。 「もー、今頃起きてきてなに言ってるのさつ姉。お昼って言ってももう二時回ってるんだよ。作るわたしの身にもなってよ」 「いいじゃんいいじゃん。愛するお姉ちゃんの頼みだと思ってさ。あは」
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