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「あは、じゃないよさつ姉ー。まず顔洗って来たら?寝癖もひどいよ。こんなみすぼらしい姉をもって私は恥ずかしいよ」
次女のかんなは猫の顔をモチーフにした大きなクッションに肘をつきながら、やれやれと言った様子で一つ嘆息する。
「いいからいいからー。早くなんか食べさせてあやめー」
「よくないわよ……わかったから早く顔洗ってきなよ」
「やったーい!!」
実の姉ながらめんどくせえ。
あやめとかんなは本気でそう思った。
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