午前4:00

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今までに聞いたこともないくらい、柔らかく優しい声。 なんとなく今なら甘えられる気がした。 私を撫でていた手が離れる。 反射的にその手をとり、ぎゅっと抱き締めた。 甘え下手な私の精一杯の甘えだった。 「ん?どうした??」 返ってきた君の声は、柔らかく優しいままだった。 「なんでもない…。」 心なしか私の声も柔らかく響いた。 それ以上何も言えなくて、ただただ君の腕を抱え込んだ。 「何?どうしたんよ?」 クスクス笑いながら、自由の利く腕で私の頭を撫でてくれる君。 涙が出そうな程…幸せに思った。
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