午前4:00

3/7
前へ
/38ページ
次へ
薄暗い部屋の中に一本の煙。 私は寝かかりながらその煙を見ていた。 そして少し咳ごんだ。 「ごめんね。」 そう言いながらタバコの火を消す君。 「いいよぅ。もったいな…」 咳ごみながら感じる空気が動く気配。 暖かい君の手が、私の頭と背中を撫でてくれていた。 「よしよし…よしよし…」 まるで小さい子供をあやすような優しい・優しい声だった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加