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薄暗い部屋の中に一本の煙。 私は寝かかりながらその煙を見ていた。 そして少し咳ごんだ。 「ごめんね。」 そう言いながらタバコの火を消す君。 「いいよぅ。もったいな…」 咳ごみながら感じる空気が動く気配。 暖かい君の手が、私の頭と背中を撫でてくれていた。 「よしよし…よしよし…」 まるで小さい子供をあやすような優しい・優しい声だった。
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