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宣誓の儀の後、トキヤ・エレミヤは順調に成長をした。
そして今日はトキヤの5歳の誕生日である。
城内はいつも以上に大騒ぎであった。
「ほら、トキヤ。もう少しで時間なんだからお部屋に戻って準備してきなさい」
ユリアは愛する息子に優しくそう告げた。
「わかりました。母上様」
そう答えて母の隣から離れ、扉の方に歩いて行った。
期待の王子は皆の希望通り、優しく賢く育っていた。
トキヤはふと母の方を見る。そこには2年前に生まれた妹のエリスがスヤスヤと眠っていた。
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