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(これはどんな大器になるか想像できん。将来が楽しみだ!)
そう思いつつ、未だに腕の中で泣いている息子に目を向けるのだった。
(お前は立派に育てみせるぞ!)
周りの喧騒に気付き、目を向けるとあらゆる物がひっくり返っており、メイドや助産婦たちが大慌てであった。
「………これでは泣かれるたびに部屋の中がひっくり返ってしまうな。すぐにアクセサリー型の魔力抑制器具を取り寄せよう」
「…そうしていただかないと私も満足に子育てできませんわ」
ユリアにいきなり声をかけられジョシュはビックリした。
「うおっ!起きたのか!?」
「この騒ぎなら嫌でも目が覚めます」
顔色はまだ良くはないが、ふふっと微笑みながらユリアは言葉を返してきた。
「確かにな。腕白はいいが少し早すぎるな」
「あなた。その腕白に名前をつけてあげてください」
「おぉ忘れていた。名前…か。……うーん………………………………………………………………………」
腕の中の赤ん坊を見ながら考える。元々考えていた名前はあったのだがあの魔力をみてジョシュの中で少し考えが変わっていた。
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