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「ごめんなさい。あなたには、本当に悪いことをしてしまいました。」
吸い込まれていく中、透き通るような綺麗な女性の声を聞いた気がした。
「あなたは……誰?」
「私は………生と死を管理する神。」
神様って女の人だったのか……
悪い事をしたって、どういう意味なんだろう?
「ふふ。聞きたい事はたくさんあると思いますが、私の元へ辿り着くまでのこの少しの間は、流れに身を任せて、お休みなさい……」
その声を聞いて安心した私は、ゆっくりと意識を手放した。
だが、手放す瞬間、体が何かに引っ張られたような……
そして、神様の焦った声が……
聞こえた……よう…な
…………気がした。
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