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「なら、まずはカードをキチンと見せて下さい」
戸塚の言葉に、夜深は二枚のカードを余すことなく見せる。
一枚には〇、もう一枚には×の絵が書かれていた。
『他には…?』
その他に気になる点は無かった為、一同は首を振る。
『じゃあゲーム開始だね』
そう言ってカードをスライドさせ、当たりと外れを解らなくした。
『さあ、AかB。どちらを選ぶ?』
チャンスは3回。
二択である限り、智久達の優勢は明らかだ。
「運なんだから、どちらでも良いわよね。私が選んで良い?」
綾香の言葉に、一同が頷く。
「じゃあ、Aよ」
そしてカードがめくられた。
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