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『残念だったね』
夜深の言葉通り、カードに書かれているのは×。
外れだった…。
「ごめんなさい…」
俯きながら謝る綾香を、誰一人として責める気配はない。
『それじゃあ次にいくよ』
先程と同じようにカードをシャッフルした。
「次は私が選んでも良いですか?こう見えて、なかなか運は良いんですよ」
戸塚の言葉に、またも一同は頷く。
「ん~。Bですかね」
夜深が頷き、カードをめくった。
『あらら…。また外れだよ』
その表情は何とも言い難い、恍惚に溢れたものだった。
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