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「今回は君達の勝ちだよ。ご褒美として、良いことを教えてあげる」
悔しさを感じさせない声色で言う夜深。
「君達が"殺した"怪物、ハンターって言うんだけどね。そのハンターは、あと二体いる」
その言葉に、一同は大きく首を傾げた。
「行方不明者の数と、全然合わない…」
裕也が呟くが、それを見越したかのように、夜深が口を開く。
「他の奴らは生きてるよ。元々、ある薬を開発するために此処へ来させたんだけどね…。三人目の被験者で成果が出たからさ」
それは良かったと安堵した一同だったが、夜深は怪しげな笑みを浮かべた。
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