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「それはそうと、榊原と話したわ」
リリーが木製のシックな椅子に腰掛けながら言った。
「…ご苦労様」
ただ話をしただけなのだが、その労いの言葉は正しい。
そう思わせる程に、榊原との会話は疲れるのだ。
「協力して奴らを始末しろとのことよ」
リリーが告げると、夜深の表情が曇る。
「彼を殺すのは反対なんだよなぁ。…彼は僕のゲームの参加者だから」
その言葉に、今度はリリーの表情が変わった。
「やらなきゃいけないのよ…」
暫く黙っていた夜深だったが、勝ち誇ったような顔で言う。
「君も僕と同じクズだね」
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