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絶望に満ち始めた一同はC‐4、つまり最後のエリアを探していた。
誰も喋らずに、時間だけが過ぎていく。
そして残る一室を調べていた時、不意に裕也が声を上げた。
「…これじゃないですか!?」
その言葉に、三人は裕也の周りへと集まる。
その手には、赤色をしたカードが握られていた。
「やりましたね」
戸塚が安堵の笑みを浮かべながら言う。智久と綾香にも、少しばかりの笑みが戻っていた。
「さっそく戻りましょうか」
戸塚の言葉に頷き、一同は部屋を後にした。
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