第十三章「死者の導き」

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「戸塚さん…。ちょっと見て下さい」 智久が戸塚に紙を手渡した。 その紙には、こう綴られている。 『キボウへの道は、カリウム・ヨウ素・ホウ素・酸素・ウランで開かれる』 「ほぉ。何かの手掛かりみたいですが…」 興味深げに見つめる戸塚をよそに、綾香が口を開いた。 「何か解ったの?」 智久は小さく頷き、裕也へと視線を向ける。 「でかしたぞ裕也。お前のお陰でパスワードが解った」 「僕のお陰で…ですか?」 イマイチ状況を読み込めていない裕也。 それを見た智久が、ゆっくりと説明を始めた。
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