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「ふぅ…。加担してるんじゃなく、利用してるんだ」
溜め息を吐きながら、言葉を続ける夜深。
その表情は、いつの間にか普段のソレに戻っていた。
「智久を殺す為に…?」
リリーが問い掛けると、夜深は人差し指を口に当て言う。
「君が詮索を嫌うように、僕にも訊かれたくない事があるんだ」
優しく微笑む表情は、それ以上の追求を許さない。
尚且つ真意を測る事など、到底出来なかった。
「……そう」
短く言った後、リリーは部屋を去っていく。
一人取り残された夜深は、小さく呟いた。
「ゲームの結末を知っているのは、製作者だけで良い…。そうだろう?ケネス…」![image=395426203.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/395426203.jpg?width=800&format=jpg)
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