第十五章「死の恐怖」

5/8

488人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「…何か音がしませんでしたか?」 裕也が立ち止まり、後ろを向きながら尋ねる。 一同はFエリアを調べ終わり、Gエリアを歩いていた。 「……気のせいじゃない?」 何も聞こえなかった綾香は、気の抜けた声で答える。 「じゃあ錯覚ですかね?……アレも」 三人は、震えている指が指す先を見据えた。 「……じゃないな」 目に映るハンターを見つめ、半笑いで言う智久に二人も頷く。 最悪な事に、ハンターは四人に気づいていた。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

488人が本棚に入れています
本棚に追加