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「綾香さん!!銃を!!」
リリーが持ち去った為、残り一丁の拳銃。
それを戸塚が受け取った。
同時に走り出すハンターに、すかさず狙いを構える。
数発の銃声が響いたが、止まる気配の無いハンター。
「流石に速すぎますよ!!此処は逃げましょう!!」
形勢の悪さを考慮し、裕也が叫ぶ。
「三人は先に行ってください!!あのスピードじゃ、全員で逃げるのは不可能です!!」
戸塚も負けじと叫び、三人を促した。
「………行きましょう!!」
戸惑う二人を綾香が強引に連れて走り出す。
「感謝しますよ、綾香さん………」
戸塚は一言だけ呟き、迫り来るハンターと対峙した。
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