第十五章「死の恐怖」

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「綾香さん!!銃を!!」 リリーが持ち去った為、残り一丁の拳銃。 それを戸塚が受け取った。 同時に走り出すハンターに、すかさず狙いを構える。 数発の銃声が響いたが、止まる気配の無いハンター。 「流石に速すぎますよ!!此処は逃げましょう!!」 形勢の悪さを考慮し、裕也が叫ぶ。 「三人は先に行ってください!!あのスピードじゃ、全員で逃げるのは不可能です!!」 戸塚も負けじと叫び、三人を促した。 「………行きましょう!!」 戸惑う二人を綾香が強引に連れて走り出す。 「感謝しますよ、綾香さん………」 戸塚は一言だけ呟き、迫り来るハンターと対峙した。
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