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「ハァハァッ…」
全速力で走った三人は、激しい動悸を抑えようと、壁に凭れながら休んでいた。
「戸塚さんは…、大丈夫ですかね……」
息切れで言葉が途切れる裕也。
その顔は疲れと不安で歪んでいる。
「……わからない」
此処まで走る途中、短い間隔で銃声が響いていた。
しかし、それも今は聞こえない…。
「戸塚さんの事は心配だけど、今は先に進もう」
万が一の事を考え一同は、ゆっくりと先に歩いていった。
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