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「驚きましたねぇ。何故、貴女が此処に居るんですか?…リリーさん」
先程ハンターに襲われた瞬間、戸塚は覚悟し目を閉じた。
しかし、一発の銃声と共にハンターが倒れていく。
目を開いた先には、銃を持つリリーが居たのだ。
「貴女は裏切ったんじゃなかったんですか…?」
やや声のトーンを落とし、静かに尋ねる。
「気が……変わったのよ」
今にも泣き出しそうなリリー。
そんな姿を見かねたのか、戸塚は優しく言った。
「何か事情が有るみたいですねぇ。老人で良ければ、話し相手になりますよ?」
その言葉に、リリーはゆっくりと口を開く。
やがて真相が語られた。
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