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「さて、友情ごっこは終わりだ」
榊原が手を叩きながら口を開いた。
「榊原…。このクズ!!」
綾香が声の限りに罵倒する。
しかし、榊原はニヤけた表情で言った。
「育ててもらった恩を忘れて歯向かっている。そんな、お前の方がクズだろう」
「育てたですって?…全部わかってる!!私の両親が死んだのは、貴方の計画のせいだって!!何も知らない私を見下していた事も!!」
「何の事かな?」
ふざけた態度で綾香を挑発する榊原。
「そんな事はどうだっていい。私が話したいのは永宮智久だ」
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